「見立て」と「手立て」
語呂がいいですね。。。
みたてとてだて。
見立て=アセスメント
見立てとはつまりアセスメントのことです。
その方をどう評価し、分析するか。
これがないと、何も出来ません。
というか、これがないと、感覚で支援をすることになってしまいます。
つまり、根拠なく、「なんとなく」支援をするということになります。
これは危険です。
見立てがないと、検討することもできません。
「なぜそういう声をかけたんですか?」→「なんとなくです」
これじゃ検討の余地がありませんね。
手立て=方法
手立てとは、方法、手段のことです。
何をするか、どうアクションをするか
見立てた問題や課題に対して、何をするか、が手立てです。
まずは正しく見立てないと、手立てがおかしな方向にいき、見当違いな支援をしてしまいます。
例えば、緘黙症の方に「この人は機会がないからまだ話せてないだけだ」と誤った見立てをし、「グループワークで積極的に発言を指名する」という手立てをし、本人を炎上させる、といったように、見立てが誤っていると、支援自体が本人にそぐわないものになります。
この見立て・手立ては柔軟に複数のパターンを考えられるといいですね。
私も学生時代は「1つの事象に対し、5つは仮説を考えなさい」と言われました。
みたてとてだての例
例えばで言えば、「いつも元気で明るい笑顔で挨拶する人が、今日は挨拶をしないで黙っている」とする。
可能性(仮説)として
①自宅で以前から悩んでいる家族との間で何かあった
②事業所の中で何かあった(他者などの環境的なもの、物理的なもの)
③今日のこの後の予定で嫌なことがある
④昨日の私との面談で納得いかないことがあった
⑤昨日から虫歯がすごく痛い
まず5つの可能性を頭に浮かべる。
ここから絞り込みましょう。
昨日、本人との面談で「今日家に帰ったら家族会議があるんだ・・・いやだなあ」と聞いていたら、①の可能性が高いですね。この場合、手立てとして「昨日ご家族との話どうだったの?」と聞くとよいでしょう。
昨日、本人との面談で、私が正論を振りかざして本人を納得させ、私が気持ちのよい思いをしていたのであれば、④の可能性が高いです。反省しましょう。この場合、手立てとして「昨日の面談であなたの思いをきちんと受け止められていなかったと思ったのだが・・・」と声をかけるのがよいかもしれません。
昨日、甘いものをたくさん食べていて、ほほが膨らんでおり、かつ、たびたびほほをさすっていたら、⑤の可能性が高いです。手立てとして、最寄りの歯医者を勧めましょう。
支援は見立てと手立ての連続
このようなことを常に頭の中で考え、本人の思いや方法を一つに決めつけずに対応することが大切です。この見立てと手立て、セットで「みたてだて」は、とても重要な考え方です。是非ご参考にしてください。
つぶやきを最後までお読みいただきありがとうございました。
※最後に、以下↓おすすめの書籍です。「こうすれば良くなる」という本は巷に溢れていますが、ベテランでも失敗を経験して今に至ります。以下のように失敗例をしっかり書いてくれる本は珍しく、これから学ぶ方へ大変参考になります。
※相談系資格のおすすめはコチラ↓の記事でご紹介しています