今から資格を取るならこれ!おすすめ心理系資格ガイド【2024年版】

就労支援

カウンセリングができるようになりたいけど、おすすめの資格は何?とよく聞かれます。心理職であり複数の相談系資格を持つ私「ちゃれ」が、医療/福祉/企業の経験と知識を基にお答えします。

相談系はどういう資格があるの?

ざっとメジャーなよく聞く名前を並べて概要を記載すると

  • 臨床心理士: 知名度No1のカウンセラー資格
  • 精神保健福祉士: 福祉の精神分野に特化した相談資格
  • 社会福祉士: 福祉全般に精通した相談資格
  • キャリアコンサルタント: 仕事やキャリアについての悩みの解決を目的とした資格
  • 産業カウンセラー: 企業内カウンセリングを目的とした資格
  • 介護支援専門員(ケアマネージャー): 介護に関する課題を解決する相談資格
  • 公認心理師: 臨床心理士の後継と言えるカウンセラー資格
  • 認定心理士: 心理学を学んだ証としての基礎資格
  • メンタルヘルス・マネジメント検定: メンタルヘルスの基礎知識を証明する資格

たくさんありますね。実はもっと「~心理士」「~カウンセラー」という名称もありますが、ほとんどが民間資格で非常に多いため、主観により割愛しています。

国家資格か民間資格か

資格は国家資格か民間資格かで大きく扱いが異なりますし、資格だと思ったら資格じゃなくて研修受講の名称だったということもあります。以下でわかりやすく分類します。

国家資格

  • キャリアコンサルタント(2016年に国家資格化)
  • 公認心理師(2017年に国家資格化)
  • 精神保健福祉士(1997年に国家資格化)
  • 社会福祉士(1987年に国家資格化)

公的資格(国家資格に準じていると捉えてください)

  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)

民間資格

  • 臨床心理士
  • 産業カウンセラー
  • 認定心理士
  • メンタルヘルス・マネジメント検定

当然、国家資格の方が汎用性があるためおすすめです。

資格を取りたい!難易度別に見てみる

次は難易度別にこれらの資格を見てみましょう。相談系の資格の難易度は、テストの難易度というより、「受験資格を取得する難易度」が高いものが多いです。有名なもので言えば、臨床心理士の「専門の大学院修士課程修了」ですね。他にもその業務についた年数が必要なものもあります。以下で見てみましょう。

専門の大学院修了が必要(難易度 高)

  • 臨床心理士
  • 公認心理士(もしくは大学で必要な科目履修+実務経験3年でも可)

大学や専門学校で必要な科目履修が必要(難易度 やや高)

  • 精神保健福祉士(実務経験があると短縮)
  • 社会福祉士(実務経験があると短縮)
  • 認定心理士

現場での実務経験が必要(難易度 中)

  • 介護支援専門員(ケアマネージャー:実務経験5年)

必要な講習を事前に受講(難易度 低)

  • キャリアコンサルタント
  • 産業カウンセラー

受験資格不要(難易度 易)

  • メンタルヘルスマネジメント検定

このようになります。今から資格を取りたい人にとってこれから大学や大学院に行くというのはかなりハードルが高いですね。そうなると、必然的に難易度低・易の資格を取得することとなります。

「ちゃれ」がおすすめする資格

私は医療/福祉/企業での相談業務を経験しており、上記の資格で言えば

  • 臨床心理士
  • 公認心理師
  • 認定心理士
  • 介護支援専門員
  • キャリアコンサルタント

を所持しています。

  • 精神保健福祉士
  • 社会福祉士

は知人で持っている人が多く

  • 産業カウンセラー
  • メンタルヘルスマネジメント検定

は知人で講師をしている方が多く、所持している方の話をよく聞くので、この業界にそれなりに詳しいです。

そんな私が今からカウンセラーや相談員を目指す方におすすめする資格は…
「キャリアコンサルタント」一択です

キャリアコンサルタントがおすすめ!

国家資格である

すごく大事なポイントです。私は臨床心理士として勤務していたことがありますが、民間資格なので会社でのポジションはあまりよくありませんでした(自分で上げましたが)。国家資格であることで、その立場は担保されますし、会社によっては資格手当が付く/付かないにも大きくかかわりますので、とても重要です。

さらに、求人に「キャリアコンサルタント必須/尚可」というものが多いので、持っているととても有利です。

受験資格のハードルが低い

国家資格なのに、他の相談系資格(大学院や大学が必要:2年~4年)に比べ、事前講習80時間(+通信での自宅学習80時間前後:講習元による)と、受験までの期間が大幅に短いです。しかも、講習の受講資格や年齢制限もなく、講習元によってはオンラインのみでの受講も可能です。

ただし、費用が約35万円前後かかるのはネックですが、こちらも教育訓練給付金を活用すると、最大70%割引になります(雇用保険に入っている人は使えます。私も使用出来ました!)。

将来性が高い

厚労省は2025年度までにキャリアコンサルタントを10万人に増やす目標を掲げており、その背景には少子高齢化による人材不足や、令和の人材争奪戦、転職が当たり前になってきている時代の変化が挙げられます。

さらに現代社会では職場でのストレスやキャリア形成に悩む人が増えており、キャリアコンサルタントの需要は年々高まっています。企業内の人事のポジションや、転職/就職支援の仕事、マネジメントを行う上司や、自己理解の手段として一職員が資格取得することも有用であると言えます。

最近では副業のおすすめ資格にも上位に名前が載っているので、汎用性がとても高い資格と言えます。

まとめ

いかがでしょうか。相談系の資格は複数あって迷ってしまいますよね。それぞれに目的に応じた資格の目的があるので、それに準じた資格を取得することが一番です。

本記事ではキャリアコンサルタントを推しましたが、もちろんどの資格も持っているだけで知識の担保と証明になりますので、どれもおすすめです。通信講座で学ぶことができるものも多いので、ぜひ確認してみてください。

↓ちゃれおススメのキャリアコンサルタント養成講座はこちらから(オンラインなので楽です)

最後までお読みいただきありがとうございました。

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