【2024年版】おすすめ就労移行支援ランキング

就労支援

就労移行支援事業所って、たくさんあるから迷う…
という声をたくさん聞きます。

確かに、近隣でも新しく出来たり、閉鎖したり…
せっかく選ぶのだから、ちゃんとしたところを選びたいですよね

今回は医療勤務時代元就労移行支援事業所スタッフとして現障害者雇用人事担当者としての3つの経験から、皆さんに役に立つようおすすめの就労移行支援事業所を紹介します。

そもそも就労移行支援事業所とは

これから就職を目指す人が使う就労支援の事業所です。

他のサービスと違うのは、
ハローワーク:求人を紹介するところ(すぐ応募する
就労移行支援事業所:生活リズム、ビジネスマナー、PCスキルなどを習得するところ(応募前の準備
という違いがあります。

現代は就労支援サービスの質が上がっている!?

就労移行支援事業所は福祉の事業所なので、以前は社会福祉法人やNPO法人が運営していることが多かったです。

が、2005年の障害者自立支援法の施行により、営利企業(株式会社)も障害福祉サービスに参入できるようになりました。
当初は「福祉に営利団体って…」と業界から嫌われていたのですが、予想に反して、サービスの質や設備に投資をする事業所が多く、結果として業界全体の質が上がったようです。

今では株式会社が運営している事業所が半数以上を占めていますね。
多くの人に来てもらうためにプログラム内容や使用する備品に力を入れているので、ぜひ活用することをおススメします!

利用料金は?お金はかかるの?

事業所によって利用料金に違いはありません。
ただし、その方の収入状況によって異なりますので、厚生労働省のHPをもとに下記にまとめます。

私が実際に就労移行に勤務していた経験上、8~9割の方が利用料金0円で利用できていました。

大まかな目安ですが、前年度収入が
・300万円以上ある場合⇒月9,300円
・600万円以上ある場合⇒月37,200円
・それ以外の方⇒月0円

と考えるとわかりやすいと思います。
(ただし、あくまで目安なので、正式には利用開始前に行政に確認が必要です)

事業所の選び方と、利用までの流れ

【check!】基本の流れはこちらです

・通える場所にあるかどうかを探す
・問い合わせて見学に行ってみる
・お試しで体験してみる(1日~3日くらい)
・気に入った事業所の利用申請をする

全国の就労移行を探す際は、以下のサイトを参照すると、自分の住んでいる地域にある事業所がわかります。
障害福祉サービス等情報検索(WAN NET)
LITALICO仕事ナビ
参考にしてみてください。

ただ、情報量が多いので、精神科クリニック・就労支援施設・企業担当3つの視点を持つ私がお勧めする事業所も以下に紹介しておきます。
迷ったらぜひこちらから選んでみてください。

1位 LITALICOワークス【総合型 就労移行 No1】

就労移行支援事業所の最大手で、東証一部上場企業LITALICOワークス
大手だから良い、ということは一概にはありませんが、全国で事業所数がNo1で、その分質にも力を入れています。


就労移行支援事業所ですが、自社のノウハウを公開して他社の就労移行支援事業所のコンサルタントを行っており、サービスの安定さが有名です。
ちなみに名前の由来は「利他(リタ)」「利己(リコ)」と自分も他者にも利益があるように、WinWinの関係を目指しているそうですね。

見学問い合わせはこちらから↓↓

事業所によっては「発達障害特化型」「精神障害特化型」などの事業所もありますが、LITALICOワークスは障害にかかわらず、万人受けするプログラムと就労支援内容を提供しています。

就労移行支援事業所のお手本と言えます。

全国に多くの事業所があるので、まず最初は一度LIALICOワークスを見てみることをおススメします

2位 atGPジョブトレ【専門型 就労移行 No1】

障害者の就職支援実績NO.1を誇る株式会社ゼネラルパートナーズ。
そのゼネラルパートナーズが運営する就労移行支援事業所「atGPジョブトレ」は、症状別や得られるスキルに特化しており、特に専門性に長けています。
うつ・発達障害・統合失調症・聴覚障害・難病の方と、IT専門のコースがあります。

見学問い合わせはこちらから↓↓

また、ゼネラルパートナーズはatGP転職エージェントも運営しており、独自の企業開拓ネットワークもあります。
近隣に事業所のある方へ是非一度足を運んでみるとよいでしょう。

3位 ミラトレ 【総合型 就労移行 No2】

ミラトレは総合人材サービス「パーソルグループ」の特例子会社であるパーソルダイバーズが運営しています。
パーソルダイバーズは業界で障害者雇用を先進的に行っており、様々な賞を受賞したり、講演会に登壇したりと、特例子会社の中で大手の企業です。

見学問い合わせはこちらから↓↓

私も何度も会社さんへお邪魔しましたが、合理的配慮を進めるためにビルを一棟立て直すなど、スケールが半端なかったですね。

そんなパーソルダイバーズが運営する就労移行支援事業所「ミラトレ」は、実際の企業での1日に近い実践的なトレーニングが特徴です。
プログラム自体が実際にオフィスで働くことを想定したものを採用しており、就労移行でのトレーニングがそのまま就職時の会社の環境につながるので、好スタートを切りやすいでしょう。

就労移行支援を利用する上での注意点

最後に、就労移行支援を利用する上での注意点を2つお伝えします。

2つ以上見学しておいた方が良い

まず、事業所の見学は必ず必要です。
おそらく問い合わせるとまずは見学を勧められるでしょう。

就労移行はしばらく通うことになる、いわば職場のような場所です。
そこでの人間関係はとても大事ですので、職員の方が親切か?話しやすいか?を見極めることは重要です。
上記紹介した3か所はどこもおススメなので、可能であれば3つとも見てほしいです。

もし上記の3つが近隣になくとも、他の就労移行も含めて複数見ていただくことをお勧めします。

通勤を意識する

「家から近いところ」で決めたくなると思いますが、実際に就職すると、家から近いところには職場がない人が世の会社員のほとんどです。

就労移行を利用する際は、事業所の中だけではなく、通勤する途中の出来事も就職する前準備となります。
電車に揺られながらスマホで時間をつぶす、自転車で通勤しながら体力をつける、どれも日常のルーティーンとなります。

総務省統計局の調査結果によると、日本人の平均通勤時間は片道約40分とのことなので、40分前後であれば通勤圏と思って探すと良いでしょう。

就労移行?ハローワーク?エージェント?どれが適切か

最後に大事なのが、利用目的に応じて使い分けることです。

すぐ働きたいのに就労移行に行く、働くリズムを作ってから就職したいのにハローワークに行く、だと目的と方法がずれてしまいます。

一番わかりやすいのは、就職する時期を3か月以内か3か月以上先かで考えると良いでしょう。

以下の①~③で、ご自身がどこに当てはまるか考えてみてください。

①働くのは3か月先以上がいい!

就労移行が適切です。
特にブランクがある人や、初めて働く人、自信がない人であれば、就労移行を利用して自信をつけ、納得のいく就職先を見つけることをおススメします。

就労移行での経験が、あなたにとってとても有意義な経験になるでしょう。

②働くのは3か月以内を希望!

エージェントをお勧めします。
エージェントは登録・面談・書類作成・求人の紹介と、ある程度順を踏む必要があります。
とはいえ1か月以内で手続きは完了するので、1か月後には求人応募が出来ます。

エージェントの役割はあなたに就職してもらうことですから、待っていてもどんどん条件に合う求人を紹介してくれます。
あなたのキャリアアップをより手助けしてくれるでしょう。

③すぐに応募したい!

ハローワークならすぐです。
即日登録が完了し、即日応募が出来ます。
窓口で紹介状を取得後、明日から書類を作り始めても間に合います。

ただ、ハローワークはどんな企業でも求人を載せられるので、大手や優良な企業以外の求人も一定数、あります。
本当は就労移行やエージェントでの就職を私はお勧めしますが、最速であればハローワークが一番です。

これら基準で考えれば、どのサービスを使うべきか迷わないでしょう。

あなたに合った就労移行支援事業所を

以上です。

LITALICOワークスatGPジョブトレミラトレ
この3つが通える場所にあれば、ぜひとも最初に見てみることをお勧めします!
皆様が納得して就労移行支援を決められることを心から願っております。

↓就労移行のわかりやすい説明はこちらから

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