- はじめに|キャリアコンサルタントが今、読むべき本とは?
- 【保存版】キャリアコンサルタントにおすすめの本ランキングTOP10
- 第1位:『キャリコン1年目の教科書 あなたの強みを価値に変える仕事の作り方』森田 昇
- 第2位:『国家資格キャリアコンサルタントになるには!?[第2版]』柴田 郁夫
- 第3位:『キャリアコンサルタントで年収1000万円 資格取得の最短距離と最大限の稼ぎ方』瀧本 博史
- 第4位:『キャリアコンサルタントになりたいと思ったらはじめに読む本』津田 裕子 著
- 第5位:『キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティング 支援ツールの理解と活用事例』杉山 雄貴 著
- 第6位:『国家資格キャリアコンサルタント・キャリアアドバイザー職のための 求職者支援ガイド』杉山 雄貴 著
- 第7位:『キャリアコンサルティングスキル100』津田 裕子 著
- 第8位:『「キャリアコンサルタント」で自立する方法』佐渡 治彦 著
- 第9位:『キャリア支援に自信がもてる「見立て」の全技術 相手の本心・人物像がよく分かる』高原 朋美
- 第10位:『企業内キャリアコンサルティング入門 個人の気づきを促し、組織を変える』浅川 正健
- 実務に活かすにはどう読むか?|学びを行動に落とし込む方法
- よくある質問(FAQ)
- まとめ|学び続けるキャリアコンサルタントであるために
はじめに|キャリアコンサルタントが今、読むべき本とは?
国家資格「キャリアコンサルタント」が誕生してから数年。働き方の多様化や人生100年時代の到来とともに、キャリア支援の重要性が高まる中、専門家として常にアップデートが求められるのが私たちキャリアコンサルタントです。
「相談現場での引き出しを増やしたい」
「新しい理論や視点を取り入れたい」
「クライアントとの対話に深みを出したい」
そんな方に向けて、この記事では“試験対策用の教材を除いた”実務・理論・マインド面などに役立つ書籍をランキング形式でご紹介します。
この記事がおすすめな人
- 現役キャリアコンサルタントで自己研鑽をしたい方
- 資格取得後、次のステップに進みたいと考えている方
- 相談の引き出しを増やすヒントが欲しい方
- 職場やキャリア支援の現場で理論と実践を結び付けたい方
【選定基準】どうやってランキングを決めたのか?
今回のランキングは、以下の基準に基づいて選定しています。
評価項目 | 内容 |
---|---|
実務への活用度 | 現場の相談で役立つ具体的な知見があるか |
理論の深さ | 理論やモデルへの理解が深まるか |
読みやすさ | 専門書として読了しやすいかどうか |
評判・口コミ | Amazonレビュー、X、読書メーターなどからの評価 |
キャリコン実務家の推奨 | 現場の声としての推薦多数書籍 |
【保存版】キャリアコンサルタントにおすすめの本ランキングTOP10
第1位:『キャリコン1年目の教科書 あなたの強みを価値に変える仕事の作り方』森田 昇
書籍概要
国家資格キャリアコンサルタントとして独立・副業・実務スタートを切るための“1年目の教科書”。著者の豊富な実体験をもとに、実務の始め方やマネタイズの方法、自分らしい働き方を丁寧に解説。
主な内容・特徴
- 自分の「強み」を見つけ、それを価値に変えるステップを体系化
- ブログ・SNS・セミナー開催などを通じた顧客獲得法
- 相談業務の提供価格の決め方やビジネスモデル設計
- 資格を「仕事」として活かすための心構えとノウハウ
この本がおすすめな人
- 資格を取ったものの、どこから始めていいか分からない人
- キャリコンとして副業・フリーランスで活動したい人
- 自分のスキルや経験をどう売ればいいか迷っている人
第2位:『国家資格キャリアコンサルタントになるには!?[第2版]』柴田 郁夫
書籍概要
国家資格キャリアコンサルタントの基本を「なぜ必要なのか?」「どんな働き方があるのか?」から丁寧に解説した入門書。制度の概要から実務の全体像まで幅広くカバー。
主な内容・特徴
- 資格制度の成り立ちと背景、社会的意義をわかりやすく解説
- キャリア支援の実務に必要なスキル・心構え・活動領域
- 公的機関、企業、教育分野などでのキャリコンの役割
- 実際のキャリアコンサルタントの働き方やケーススタディ
この本がおすすめな人
- キャリコン資格取得を考えているが不安がある人
- 支援現場のリアルな姿を知りたい初学者
- キャリコンとして自分がどこで働けるか整理したい人
第3位:『キャリアコンサルタントで年収1000万円 資格取得の最短距離と最大限の稼ぎ方』瀧本 博史
書籍概要
「キャリコンで稼ぐ」をテーマに、資格取得から実践、集客・収益化までのロードマップを完全公開した一冊。営業法や価格設計、リピート獲得の仕組みまで具体的な実例を交えて解説。
主な内容・特徴
- 年収1000万円を達成した著者の実践プロセス
- 初期投資ゼロで始められる営業方法・顧客開拓術
- 相談料の決め方、契約書作成、顧客管理のノウハウ
- 継続的に売上を立てる「仕組み化」の重要性を解説
この本がおすすめな人
- 独立・開業して安定的に稼ぎたいキャリコン
- 副業から始めてフリーランスを目指す人
- 独立・開業して安定的に稼ぎたいキャリコン
第4位:『キャリアコンサルタントになりたいと思ったらはじめに読む本』津田 裕子 著
書籍概要
これからキャリアコンサルタントを目指す人のための、やさしい入門書。資格のことだけでなく、仕事のリアルやキャリア支援の意義も丁寧に語られています。
主な内容・特徴
- 資格取得の動機を見直しながら、将来像を具体化できる内容
- 支援対象者との関係づくりや信頼構築のポイントも学べる
- 相談業務を行う上での基本姿勢・考え方をやさしく解説
この本がおすすめな人
- キャリコンに興味があるが、まだ一歩踏み出せない人
- 実務の中身や働き方を具体的にイメージしたい人
- やさしい語り口で学び始めたい初学者
第5位:『キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティング 支援ツールの理解と活用事例』杉山 雄貴 著
書籍概要
面談の現場で実際に使える“支援ツール”を体系的にまとめ、事例とともに活用法を解説。キャリコンに必要な引き出しを増やす実践型の参考書。
主な内容・特徴
- ジョブカードやキャリアアンカーなど、代表的な支援ツールを網羅
- 活用する際の留意点やクライアントの反応への対応も記載
- ケース別にツールの選び方を解説しており、応用力が身につく
この本がおすすめな人
- 面談で使える具体的なツールを探している人
- 支援の幅を広げたいキャリコン実務者
- ロールプレイ練習やケース検討に活かしたい人
第6位:『国家資格キャリアコンサルタント・キャリアアドバイザー職のための 求職者支援ガイド』杉山 雄貴 著
書籍概要
職業紹介や再就職支援など、求職者支援に特化した実践ガイド。ハローワークや民間職業紹介機関の業務にも精通できる一冊。
主な内容・特徴
- 求職者との関わり方、求人開拓、職業情報提供など実務満載
- 公共職業安定所での支援業務を具体的に紹介
- 職業選択を支えるキャリコンとしての対応力が高まる内容
この本がおすすめな人
- ハローワークや支援施設で働く・働きたいキャリコン
- 求職者対応スキルを体系的に学びたい人
- 実践現場で役立つ知識と行動例を知りたい人
第7位:『キャリアコンサルティングスキル100』津田 裕子 著
書籍概要
キャリアコンサルタントに必要なスキルを100項目に分けて、日々の実務や面談に直結するようにまとめた“スキル強化本”。辞書のように活用できる便利な一冊です。
主な内容・特徴
- 現場でありがちな悩みや疑問に対し、即使えるアドバイスを掲載
- クライアントへの対応をより的確にするためのヒントが多数
- テーマ別に構成されており、必要な時にさっと調べられる
この本がおすすめな人
- 面談スキルを強化したいキャリコン
- 対応力や引き出しを増やしたい中堅〜ベテラン層
- 学習中や実務中に「困った」ときに頼れる1冊を探している人
第8位:『「キャリアコンサルタント」で自立する方法』佐渡 治彦 著
書籍概要
国家資格化以降、資格者数5万人超(2020年時点)となったキャリアコンサルタントの「次なるステージ」に焦点を当てた実践書。著者の佐渡氏は合同フォレストが公認するキャリア相談の専門家で、公共・企業・個人と幅広い支援経験を持つプロによる指南が詰まっています。
主な内容・特徴
- 国家資格の背景と社会ニーズ
なぜ今キャリアコンサルタントが注目され、厚労省が資格者拡大を図っているかを解説 。 - 自立へのステップ設計
フリーランス・企業内・公共といった支援スタイル別に、「自立するための道筋」と準備項目を整理 。 - 各分野での展開方法
ハローワーク・教育機関・企業組織など、支援現場に応じた導入手法とポイントが具体例付きで学べます。 - セルフ・キャリアドック応用
企業内での制度設計や職場支援者として実績を出すための活用アイデアも豊富 。
この本がおすすめな人
- 国家資格キャリアコンサルタントとして自立・開業を目指す人
- 公共・企業・教育など複数フィールドで活躍したい人
- 支援形態に応じたノウハウ・現場例を手に入れたい人
第9位:『キャリア支援に自信がもてる「見立て」の全技術 相手の本心・人物像がよく分かる』高原 朋美
書籍概要
本書は、「見立て」(クライアントの本質的な人物像や本心を見抜く力)に焦点を当てた実践ガイドです。国家資格キャリコンであり、1万人以上の相談経験を持つ著者が、科学的観察と実務経験を融合。約245ページにわたり、支援の質を飛躍的に高めるコツをまとめています。
主な内容・特徴
- 人物把握の型:会話中のわずかな語調、表情、言葉のクセから「らしさ」を引き出すスキル
- 見立てプロセス:全4ステップで相手像を構築し、支援に必要な情報を可視化
- 実践ケース:大学キャリア支援や企業相談など場面ごとの具体事例が豊富に掲載
この本がおすすめな人
- クライアントの深層ニーズを鋭く捉えたいキャリコン
- 面談技術をさらに高めたい中堅~ベテラン支援者
- 実践に即した「対話の質」を向上させたい人
第10位:『企業内キャリアコンサルティング入門 個人の気づきを促し、組織を変える』浅川 正健
書籍概要
20年以上にわたって企業内支援を行ってきた著者が、社員のやりがい創出や組織改革を支えるための実務ノウハウをまとめた入門書です。制度づくりからケース設計までを体系的に解説しています 。
主な内容・特徴
- 企業内キャリコンの役割:働き方改革時代における支援者の使命と機能整理
- 実践スキル集:対話技術、組織啓発、職場関係変革のための具体的手法
- 導入事例:キャリア相談室の立ち上げから運営成功までの実例多数掲載
この本がおすすめな人
- 企業内キャリコンとして働く・働きたい人
- 組織と個人の両視点を統合した支援を行いたい人
- 実務ベースの導入設計・継続支援に関わる支援者
実務に活かすにはどう読むか?|学びを行動に落とし込む方法
- 本を読んだらメモやマインドマップで整理
- 職場の相談場面で“試して”みる(実践)
- 読書や研修でアウトプットする
- SNSやnoteなどで学びを発信する
よくある質問(FAQ)
Q:どの本から読むのがよい?
A:興味があるものから初めて大丈夫です。キャリアコンサルタントなりたての方は第1位の「キャリコン1年目の教科書」、キャリアコンサルタントで収入を上げたい人は第3位の「キャリアコンサルタントで年収1000万円」、支援の幅を広げたい人は第5位「キャリアコンサルタント・キャリアコンサルティング 支援ツールの理解と活用事例」、企業内キャリアコンサルタントをしている方は第10位「企業内キャリアコンサルティング入門」がおすすめです。
まとめ|学び続けるキャリアコンサルタントであるために
キャリア支援は「人の人生」に関わる責任ある仕事です。だからこそ、私たちキャリアコンサルタント自身が常に学び、自分の視点をアップデートしていく必要があります。
今回紹介した本は、いずれも“読むだけ”ではなく、“行動に結びつけること”で真価を発揮するものばかり。
あなたの相談現場が、もっと温かく、もっと的確な支援の場になるよう、ぜひ書籍を活用してみてください。